葉山町一色の自然が残り、相模湾が望める小高い敷地に建つ週末住宅。自生していた植生を残し、恵まれた眺望を生かした温熱変化の少ない省エネルギー住宅を目指しました。カーポートからブリッジ・住宅２階・デッキの床を同じ高さに揃えたことにより、訪れるとすぐに眺望が満喫できます。傾斜地であることから、木造２階建部分のRC基礎を鋼製杭で支え、デッキ部分は構造を分離して鉄骨構造としました。C値0.25㎠/㎡、年間暖房負荷12,21kWh/㎡・a同冷房負荷31.34kWh/㎡・aの二アリーパッシブハウスの省エネルギー性能を持ちます。様々な制約を一つ一つクリアしていき、木々の間にぽっかりと浮かんだ隠れ家のような佇まいの住宅が出来上がりました。
・エコハウスアワード2017意匠賞受賞
・メディア掲載（japan-architects）
Photo by Yoshio Shiratori